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不自由という圧力を使え
ぼくは自由を求めるが、自由であることがイコールでイマジネーションの高さに繋がるとは思っていない。ある程度の制約というものは必要な要素だとも思っている。
ミケランジェロの傑作の一つシスティーナ礼拝堂の天井画は本人は描きたくなかったらしい、あれは権力が無理に嫌がるミケランジェロに描かせたものだ。天井に絵を描くためヤグラを組み天井を見上げながら、顔に垂れる絵の具を擦り、身体を酷使し描きあげた、絵を描くという才能があるために拷問を受けた芸術家の偉大な作品だ。
また漫画の神様の手塚治虫先生は締め切りのたびに編集に追われまくっていた。一人の若手編集者が一計を案じてかは知らないが、自分は手塚先生を信じているので無理な追い込みはしないと宣言をしたところ手塚治虫は喜び君のところだけは絶対に落とさないと約束したにもかかわらずその若者の原稿だけ落とした。
後年語るところによると「締め切りがあったから自分は作品を残すことができた」と言っていたらしい。若者の編集者はアプローチを完全に間違えたのだ。
先述のミケランジェロだって無理やり閉じ込められて命ぜられない限りあの大作を残すことはできなかっただろう。そう思うと自由であることばかりに目を向けるのではなく不自由であることが芸術性を高める要員になる可能性があることに注目するべきだ。
書きながら思い出したが以前どこかの田舎街で防災用のホースから真鍮製のホースの先端部分が盗まれていた。そこの消防団らしき青年が現状を訴え先端部分がないと水が遠くまで飛ばないと言う。実際試すと確かに飛ばない。その後に先端部分をつけてみると先ほどの数十倍は水が飛んでいく。
ようするに先端部分が水の出口を狭めることによりホースだけでは得られない圧力がかかり水を遠くに飛ばすことができるわけだ。
人間自由でガバガバでは遠くに飛べない。
ぼくは作品の質を自分ひとりで自由にダラダラ飛ばせる距離よりも不自由という圧力で遠くに飛ばしたい。才能の出口を狭めたい。超高圧で噴出さないと壊せない壁が四方にある。だから今感じている不自由は自分の力になっていると信じている。
仕事責任立場時間、抱えているもの全てがぼくを遠くに飛ばしてくれる大切な先端だ(終わり方が雑)
jon covet
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