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僕は副業イラストレーターで日中は普通にサラリーマンとして働いています。

入社したのが20歳ごろ。

何度か辞めるタイミングはあったけど随分と長いことお世話になっている。

社長はまさに自分の人生においての大恩人。入社したての若い頃もう辞めてしまおうかと思っていた時に社長に工場に呼び出されここに座れやと作業台の上に2人腰掛けた。

夕焼けが見える窓を背景に色々話し最後に「頑張ろうや人生だもん」と言ってくれたことは忘れられない。あの励ましがなければ今とは随分と違った人生だったかもしれない。

そんな自分がいる工場に先日革命が起きた。会社のパートさんがUFOキャッチャーでゲットした電気ケトルを工場に持ち込んだのだ。

食堂もあるけど皆さん自分の持ち場の机でお昼をする。使ってもいいかと聞かれたので休憩時間ならどうぞと許可をして(パートさん歓喜)お湯のある工場生活が始まった。お湯を沸かしてそれぞれにスープやお茶なんかを飲んでいる。

僕も工場で弁当を食べるのでお湯をもらいインスタントの味噌汁を紙コップで作り飲むことが新しい習慣になった。

この一杯の温かい味噌汁があるだけでこれほどまでに豊かな気持ちになれるものなのかと毎回思いながら飲んでいる。なぜか家で飲むより美味しい。とても贅沢に感じる。

今では僕がお湯を沸かす係だ。

くそどうでも良い情報を書いて今日のエッセイは終わる。

 

jon covet

 

2021.12.24 20:47

 

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