タルトは自分の愛犬がモデルなので非常に愛着がある。11歳で亡くなったシーズーでいつも何か食べたいって言う食い意地の張ったマイペースで優しい子だった。
最近少し気になる問題としてタルトの絵の質にムラがある。うまくかけた時と微妙な時の差が大きく実は描くのが一番難しいので気を使う。口の大きさと頭の形の両方のバランスが大事で何度も描き直す。あとは頭に対しての体が大きすぎても小さすぎてもいけない。
昨日はしばらくタルトの絵の練習をしていた。やはり僕が可愛いと思った絵をとどけたい。
ロゴみたいな線だけでおしゃれに見せる絵を自分のものにしたい。オリジナリティある絵にしたいと思いながらオリジナリティって何だろうって考える。線だけのモノクロ絵になるとどうしても長場 雄さんみたいになってしまう。これは僕だけではなくてそんな人が多い。空いていた席ってのはもう取られたって事を認めて他を探さないといけない。
昨日cafeでたまたま読んだ山本容子さんの本「本の話、絵の話」と言う文庫本。冒頭に学生時代憧れた作家たちであるピカソやマティスを超えたいと思いどうするかを考え彼らの描かなかったモチーフを描こうと決めバンドエイドやらカミソリを描いたらしい。とても共感する部分だ。マネにはなりたくない。だけど超えたいって気持ち。
僕はあらゆるものは模倣から始まると思っているタイプだ、そこからオリジナリティが生まれる。だって突き詰めていけば人類で初めて絵を描いた人間ってのはいるわけで(ルーツマン)それをみた仲間やらが影響刺激を受けて連鎖的に描き始めたんだと思う。絵に色をつけた人、初めて動物を描いた人、それぞれ別の人かもしれないが全部最初の“初めて絵を描いた人“の模倣だ。「俺の真似して絵を書くなよ」って言ってたりして。模倣をマネ、パクリって言うなら全てがそうだってことね。
今の僕らだって誰かの模倣だ、服装だったり、食べる物、ライフスタイルだってだ。誰の模倣か遡っていけば(不可能だけど)最初のルーツマンに理論上は届くはずだ。技術でも何でも今あるものの上に積んでいくからワープできるわけで一からならそれは大変であまり価値がないことになる。
その上でマネになるのはその人のアイデアがまだオリジナルを超えていないからだろう。追いつけないなら一個横のレールに飛び乗った方が良い。
みんなを好きになるなんて土台無理なんだから時間の無駄だってことに気づいた方がいい。表面的に付き合って入られたらそれでもう大丈夫。僕たちは聖人じゃないんだから。気楽に気楽に。他人他人。僕らにできることは“せめて”人に優しくってこちらの気持ちだけだよ。相手の気持ちに介入すんな。
5月28日(火)〜6月4日(火)の一週間、名古屋栄のセントラルパークにて開催されるクリエーターズショーケースに展示させていただけることになりました。「ジョンのうちの子イラスト」達をメインに展示させてもらう予定です。
【参加予定イベント】
5月28日(火)〜6月4日(火)セントラルパーク「クリエーターズショーケース」
6月30日(日) ポートメッセなごやが クリエーターズマーケット
あなたの大切なペットをイラストレーターjon covetがキャラクター風ディフォルメイラストにいたします。
※次回オーダー受注会は6月30日のクリエーターズマーケットにて行います。