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今日は会社の剪定をした。僕は工場では前工程の仕事をしているので一番最初に年内納品の仕事が終わり来年の準備に入る。なので皆より早く忙しさのピークを抜けることができる。そのタイミングで門やら玄関の剪定をしている。

同じように盆前出荷の忙しさを抜けたところでも切っているので年2回行う恒例行事。

入社した当時から僕が担当でやっている。こういう作業が好きなので自分から上司に言ってやり出した。たぶんその方がもともと剪定をやっていたと思うのでこの申し出は喜ばれた。

最初の頃は刈り込みバサミしかなかったのが途中からバリカンのような電動工具を買ってくれて作業性がものすごく上がった。とは言っても素人技なので直角などは出し切れていないし全体にフラットじゃない。でこぼこしてる感じがどうやっても残ってしまう。

でもね近くで見ると荒が目立つんだけど少し離れた剪定した木々たちが見渡せるトラックの荷下ろし場から見ると綺麗になっているのがとても気持ちがよく刈り込んだあと毎回そこからしばらく眺めている。

寒いし(時には暑いし)大変だけどその景色を見ることがとても好きだ。ここまでが僕の剪定の恒例行事だということは会社の誰も知らない。

あと生垣のてっぺん部分が広いため片側からだけでは手が届かないので目一杯手を伸ばし表を刈ってから同じようにして裏からも刈る。

梯子の一番上からプルプル手を伸ばして最後残った部分を刈った時にその生垣の頂上の景色が水平線のように開ける。その瞬間がとても好きだ。

今日は雪解けした水滴が朝日に輝いていて本当に綺麗だった。

たかが生垣の頂上にもこんな綺麗な景色があるんだぜ。

 

jon covet

 

2021.12.28 19:46

 

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