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ここからエッセイ

 

 

日曜日の半田話の続き。クラシティーを出て帰宅前に恒例の「ごんぎつねの湯」に伺った。入浴した後だとエッセイを更新する元気がないかもしれないのでそれだけは車の中で先に済ませておくことにした。

ハンドルにいつものテーブルをセットして、iPad Proとワイヤレスキーボード。首にはネックピローを巻き午後3時から4時ごろまでのんびり更新をした。エッセイは何を書こうって決めて書くことはほとんどない。パッと思いついた思考の端っを捕まえてあれやこれやと足ししていく感じ。

その感いろんな人がこちらの温泉に訪れては帰宅をしていく。昼間っから銭湯なんて良い休日の過ごし方ですよね。なんとか書き上げてグッズたちを所定の位置に戻していざ温泉へ。

実は今日は心に決めていたことがありました。それはこちらの温泉には露天の一番奥に源泉の滝がありそこに入ること。別に勝手に入れば良いじゃないかと思われるかもしれませんがこれが高温で簡単に入れるもんじゃないんです。

高温の滝から段々畑のように次第にぬるくなっていく感じで温泉が隔てられ設けられています。前回僕は源泉横の温泉に入りそっと源泉に手を入れてみました。これが熱くて熱くて。こんなん本当に入れるのかしらん?って思っているとですね長老たちが入っていくんですね。それも次々に。

終いには「今日はぬるいな」なんて言って(出たら真っ赤っか)

その長老たちは誇らしく湯から出た後に滝横のベンチを陣取ってそこに挑戦する若者を見守っているようでした。顔馴染みらしい青年が入ってすぐ出ると情けねえなみたいな感じで笑いが起こるんです。この滝に入れたら一丁前という暗黙の伝統らしき物がここにはあることを初見で僕は見抜きました。

行けるお前なら入れるジョンと自分を奮い立たせて入ろうかと思いましたが、最後念のためもう一度手でチョンっと源泉チェックして熱かったのでそそくさと帰ってきました。

僕はあの時に確かに負けたのです。負けては行けない何かに。走れメロスが何かわからない恐ろしく大きいもののために走るのだと叫んでいましたが僕はその何かに負けたのかもしれません。

そのリベンジにやってきたってわけです。

かけ湯をして一目散に露天へ。人が多い!一気に挑戦の意欲が削がれるジョン(はや!)

しかも長老たちが源泉に入りまくっている。少し様子見だと、いつもの湯に入り同行を伺っているとスポーツで鍛え込んでいるであろう大学生らしき二人が僕の横でヒソヒソ相談し合い源泉に入ろうと決意。彼らは揃ってそちらに歩いて行きました。

ああ君たち僕置いて大人になるんだな二人が僕にはとても眩しく見えました。

一人が片足を入れるなり「あちっち」と言って出て足をさすっている。もう一人はそれを横目に肩まで浸かるがすぐに飛び出し「全身火傷した」って膝を突き体をさすっている。笑う長老たち。ちょいとごめんよと言って彼らの間を割って温泉に入るこれみよがしの長老もいたりして。

で何やらアドバイスをもらっていた。なんでも冷水に浸かってから入ると良いらしい。

でその大学生が偉いのはその後ちゃんと冷水を実践して源泉に肩まで使って10秒以上入っていました。そして出た後もう一回だって楽しそうに冷水に向かう二人、その後一人は源泉に向かいましたがもう一人は僕のいるぬるい寝っ転がれる温泉に入って気持ちよさそうにためいきをついていました。

頑張ってもう一回入った大学生が出てきて寝っ転がっている友人を見つけて「おいお前!」って突っ込むと「あんな熱い温泉に入るもんじゃない」って幸せそうにしみじみ言うもんだからその周りがなんとも暖かい笑いが起きているんですね。

みんなにっこり笑って若き勇者を讃える感じ。二人が認められた瞬間。

その光景を僕も暖かな目で見ながらですね、あ!これ今日は無理!って。もっと人がいない時間にこっそり挑戦してみよって思いました。

チャンチャン。

PS

とても素敵な温泉なのでお立ち寄りの際はぜひ入浴してみてね。そして源泉に挑戦してみてください。

 

jon covet

2021.11.16 21:04

 

前回のエッセイはこちら

 

 

 

 

 

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