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レシピを見ながらのんびり料理をするのが作業の良い息抜きになっている。どの世界にも才能の有る無しってあるけれどレシピが公開されている料理はその通りに作ればある程度作れる再現度が高いところがいい。そしてそれは自分に合っている。

材料を用意して順番に放り込む。最初は調味料なんかも大さじ1って書かれていたらきっちり擦り切れいっぱい計っていたけど最近は感覚でできるようになってきた。

んで自分が料理をするとアンテナが伸びて周りでのそういう話もキャッチするようになり職場の主婦の方達から豆知識的なことも教えてもらえるようになった。

始めたばかりのころ油でニンニクを弱火で炒めて油にニンニクの味を移すと美味しいとお聞きし、その手順の道理というか味を移すという化学的なエビテンス(大袈裟すぎ)に正直唸った。

料理をされる方には当たり前的なことも全く知らないもんだから新鮮で学ぶことばかりだった(それは今でも)

こういう行為の意味を知るってとても大事なこと。それがなんのためかがわからないと深く理解ができない。

話は逸れるが彫金教室に通っていた時の話。銀を溶解して型に入れる作業があり、そこでは溶けた銀を竹串で掻き回してから型に流していた。この行為が何のためか分からず、ただ銀と銅を混ぜ合わせているんだろうと思っていた。なので自宅でやる時に竹串が燃えるのが嫌で鉄の棒で掻き回して型に流しこんだら大爆発。至る所を焦がし大変な思いをした。

そこからちょっとイップスになりその作業が怖くなってしまった。結局原因が分かったのはしばらくしてネットで調べていたとき。溶けた銀の中の空気を抜くために木材を差し込んでいたことがわかった。

木材が炭化してガスになる作用を利用して金属内部の空気も一緒に外に出すために必要な工程で僕の失敗は抜けていない空気の破裂だったわけです。

その理屈がわかってからは金棒ではなく割り箸で念入りに空気を抜くようになりその後一度も破裂は起きていません。

その当たり前になっている行為には先人の知恵というか技術が入っているのに理屈を知らないから勝手なことして失敗をしていました(勝手なことすると大体失敗するのに勝手しがち)

なので僕自身は行為の理屈を伝えられる人になりたいと思っています。仕事で新人の方に教えるときもそこはとても意識しています。

話は戻ります。

料理をするきっかかはなんだったかな。あまりはっきりは思い出せないけど先輩がスパゲティーを作っている姿かキャンプ系ユーチューバー の方のソロキャンプ飯作りを見ている時にかっこいいなって思ったことと出来ないことが恥ずかしいなって思うようになったことだった気がする。

やっぱり心が揺さぶられたことが変わろうと思ったきっかけでした。

 

 

jon covet

2021.10.30 10:18

 

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