ここからエッセイ
露光機の問題について様々な仮説を立てそれを一つずつ潰していけば必ず最適解が見えてくるだろうと実験を開始。
こんな時ぼくはいつもピタゴラスイッチの「装置153番のマーチ」を思い出しています。
(ニコ動に動画あるので気になったら検索してね)
失敗してもあきらめないってところが気に入っているし、失敗から学び修正をしてチャレンジしていく姿勢が好きです。
そんな歌を口ずさみ失敗を重ねていくうちに当初からの仮説の一つだったアクリル板についての証明の番が回ってきました。
ひょっとしてアクリルがUVカットしてるんじゃないかって。結果から言っちゃえばこの仮説が当たっていました。アクリルという素材自体が紫外線をカット、遮断する性能を持っていることがわかりました。
ぼくは今回の露光機制作に当あたり、さまざまなサイトを参考にさせてもらっていて、その中で露光機自作にはアクリル板を使用するという記述は結構ポピュラーなものでした。実際にその方々はそれを使いシルクスクリーンを露光していたので、正直原因が特定できた時はまさかと思いましたが、実験の結果は嘘をつきません。
機械、環境の差があるので一概には言えませんが、ぼくに限って言えばアクリルは使い物になりませんでした。
アクリル板とガラス板に露光剤を塗り同一環境でブラックライトに当てるとガラスは固まりましたが、アクリルの方は固まることなくウェットティッシュで完全に拭き取れてしまいました。
長い方がアクリル
逆にアクリルの遮断性能を賛美したくなるほど。しかしこれでは版が焼けるはずがありません。
早速5ミリ厚の強化ガラスを注文し土曜日に届けてもらいます
そこからまた実験スタートとなりますのでしばらくシルクスクリーンはお休みです。
実験を動画にまとめたので是非ご覧ください。
つづく
2021.1.12 20:21
jon covet