今日は久しぶりのエッセイ。
先日ライフワークコンテンツの「MON MON MONSTER」が4周年を迎えました。いつもありがとうございます。
翻訳もして世界の日常になりたいということが一つの目的なんですが、まずもって自分の日常にはなったと思います。
とは言っても相変わらずストックのない日々なのでそこはミスをしないように気をつけてやっていきます。
ブログではアップをしていませんが(この後しますが)言葉のないサイレント絵本「polar bear&red panda」が自分の想像以上に人気です。
言葉がないのでわかりやすいこと、伝わる事を意識して簡単なストーリーにしなくてはいけないって考えてた頃に、とある方がこれは「読んだ人に考察をしてもらう絵本なんじゃない」かと言ってくれた。
それってとても面白いなって思った。僕とは真逆の発想。
ぼく一時大流行したウォーリーを探せって御多分に洩れず大好きだったけど特に好きなのがウォーリーを探す事じゃなくて最後の方のお題のページ(名前あるのかな)。
例えば中世の合戦のシーンのお題だと「あれ馬の首がないぞ」ってのがあって言葉をヒントに探すと馬のお尻の方を向いて騎乗している兵士が首を傾げてるの。あれは探す楽しみを深くしているし、永く遊べる工夫。読者のコンプリートしたという満足感。いろんなものが入っているよね。
ぼくの描くサイレント絵本にもそういった要素を込めたいって思ってずっと考えていると先日読んでくれた同僚がヒントをくれた、1コマ目だとレッサーパンダが白熊に怯えているようだけど読んでいくうちに寒がっていることがわかったって。また白熊が汗を描くシーンも焚き火を怖がってるように見えたらしいが暑がっていることが後でわかったって。
めくるうちに前のページの意味がわかる仕掛けってのはとても面白いことだと思った。いかにページを戻らせるか。また解釈をまかせるスタイルで正解がないってことも考察が増えて面白いと思う。
こちらもちゃんとシリーズにしていきたい。
jon covet