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スカルレッスン。正しいアドバイスは強力

今日仕事をしながら猛烈に思い出したことがある。確か8年ほど前の話。アクセサリー職人を目指しバリバリ作っていた頃、憧れていたシルバー作家さんの東京の自宅に伺う機会があり工房を訪れた。天才と言ってまず間違いない方でぼくはその方を越える作家さんを知らない。っていうかいない。断言します。世界一。

骸骨とかなんてもう小人から引っぺがしたんですか?ってくらいの精巧さなの。ぼくは工房マニアだけど工房もまたカッコ良くてイカしていた。カッコいいって綺麗とかって事じゃなくて生活感っていうのか作業場感がリアルで痺れる。

そこで話の流れから自分が作った作品を見てもらえることになり、その方の骸骨に憧れて作ったシルバーのスカルキーチェン見てもらった。

 

ぼく的にはかなりの精度で氏の作品に近づけたと思っていた作品。けど、ほんと、見てね、1秒も経たずに「もっと立体を意識しないといけない」と言われた。

それがさ、受け止められないの。変な意味のない自信があったんだろうね。これ立体じゃないですかね〜とかちょっと納得していない感じが漏れちゃって(ばか)

そうしたら席を立って、自分が作ったスカルを持って来てくれて比べ説明してくれた。そこでようやく意味がわかった。氏の作品に比べると自分のは真っ平だ。漫画「テルマエロマエ」に出てくる平たい顔一族だ(そんなのあったよね?)

話は本題から逸れるが骸骨って脳が入った部分をボールだと思うと眼球や鼻、歯の部分っていうのはボールの上に張り出してくっついている。本物の頭蓋骨がそうである以上、似せて作らないとそれっぽくならない。なのでぼくのは本物っぽくなかったってわけ。まあリアルが全てじゃないけど、ぼくはリアルに作ったつもりだったのでなおダメだよね。

話は戻る。ぼくそのアドバイスをいただいて本当の意味で腹に落ちたのが実は帰宅してアドバイスの通り一個作ってから。

聞いた直後、説明してもらっている時って正直そこまでピンときてなかった。アドバイスの通り意識してみると自分の目の狂いが見えてきて恐ろしい気持ちになった。

自分一人では気づかないし直せない部分って必ずある。なんでこの話を思い出したかわかっている。

YouTubeに悩んでいるから。最適化がまだ見えてこない。

 

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エッセイ集

 

毎日エッセイ「レミゼラブル2」
文章を書く習慣と練習を兼ね始まった毎日エッセイ。日々思う事などを軽い文体で執筆中。読んでもらっても読み飛ばしてもらっても構わない内容です。これがいつまで続くのかは誰にもわからないけど僕的にはまんざらではない。タイトルの意味は「悲惨な人々」「哀れな人々」

 

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