ここからエッセイ
さて、またエッセイの間隔が開いてしまった。このエッセイの優先順位は当ブログでは低くしてあるので、更新がない時は他のことをやっていると思っていただいて間違いありません。
今回していたことは新作絵本の執筆とまたしてもシルクスクリーンの諸問題が起きたため。
シルクスクリーンはほとんどの知識、設備、技術共に手札が揃い(最低限ではあるが)早速やりたかったTシャツ用の版を作るべく木枠に紗を張ってみた。すると張り終わった木枠が見事に歪んでいる。引っ張るテンションに木枠が耐えかねてしまった。
これはちょっとショックでした。揃ったと思ったそばからカードが消える感覚。 頑張れ頑張れと自分を奮い立たせてリトライ。
失敗には原因があるので壊れた木枠を観察。固定のネジを外して、角材をバラすと木工ボンドを塗ってあるのにあんまり抵抗がなかった。そうなると原因としてボンドが弱かったのかもしれない。確かにくっつける片面だけに塗り、ボンドが固まる前にネジで固定していた(こりゃ今考えるとかなり手抜いてますね)あと角材の端、断面が真っ直ぐじゃない。ボンドが少ない上に接合部に隙間があるためしっかりと固定ができていなかったようです。
なら次はそこに注意をして実験。断面をヤスリで直角に整え、ボンドをしっかり全体に程よくみっちりと塗り、しかも少し乾かして接着力を増した状態で接合。クランプでの固定ができない箇所なのでタッカーで固定しました。そいでボンドが固まった段階でネジで締めました。
結果はどんなに紗にテンションをかけても歪むことのない木枠を作ることができました。
これはプロ野球の野村監督の言葉ですが「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」やっぱ失敗するにはそれなりの理由がありますね。勉強になりました。
それと前回書いたエッセイの修正。露光した後裏側が焼けない(固まりきらない)と書きましたが、焼き時間を1分長くしたら垂れてくるようなことは無くなりました。これも一個づつ経験。
明日はこちらを使って印刷します。楽しみにして今日は寝ます。
psイラストデザインの原画
つづく
2021.1.23 0:11
jon covet