ここからエッセイ
シルクスクリーンにハマり製作を続けていくなかで露光力の強さとサイズを大きくしたいという気持ちがつのり、ついに自作することを決めたことは以前にも書きました。
その制作に夢中になりエッセイをお休みしておりましたが無事に完成しましたのでまた本日より再スタートしていきます。
露光機制作動画はこちら(トータールで二万円ほどでした)
さて今日の本題は昨日完結したMON MON MONSTERのスピンオフ長編シリーズ「モンモンクエスト」について。
長編シリーズは増やしていきたいって思っていて、それは作品としてのパッケージングのためであることと同時にキャラの深掘りのために必要なことだと考えています。
パッケージングというのは「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」の映画版のようなイメージです。
またそれとは別な理由になりますが最大の理由は単純にぼくがやってみたいから。すなわち挑戦です。
とは言っても綿密なストーリの計画表があるかといえばなにもなく、ほとんど思い付きで描いています。今回のシリーズはゾンべーが人間の格好をするっていう4コマから膨らませていきました。
スミスの飛行機→墜落って感じです。この時にはタイトルも決まっていないし、龍も豚も悪魔もなに一つ考えていませんでした。
一本描いたら次の展開を考えるという行き当たりばったりの辻褄合わせで完結まで全79話を使いました。
おそらく話作りが上手い方はあらかじめ伏線を先に仕込んでおくんだと思いますがぼくの場合はあれ使えるぞって感じで過去に描いた設定を後から取り組む形でした。
ターブの優勝の権利や龍魔人が持ってきた飛行機があそこらへんに置きっぱなしになってるから武器にしようとか、スミスたちが転落した穴があったはずだぞとかね。今回一番クエストしていたのは彼らではなく自分です(笑)
終盤はかなり話を考えるのに時間がかかるようにもなり産みの苦しみを味わいました。話を組み立てた後で辻褄が合わないことに気がついたり、あそこにこの一コマ描いておけば繋がったのにと後悔することばかり。アイデアが湧かないまま真っ白なスケッチブックを眺めることが多くなりました。
本当は昨年終わらせるはずでしたが9日オーバーで昨日完結させられたことは良かったです。
しかし後から読み返してみると、行き当たりばたりで描いてきた影響で繋がりやセリフがおかしかったり心情的に納得できないようなところが見受けられるのでそこを修正をした完成バージョンを作りたいと思います。
それは絵だけではなく文章での補正だったり、また地図的なイメージ補完のためのものだったり。
それをjon covet books書籍化の第一弾として販売をしようと思っています。
また完結記念のグッズなんかも限定で作る予定なので引き続きチェックお願いします。
2021.1.10 13:47
jon covet